2009-01-01から1年間の記事一覧

「人生は出会いで決まる」第14回

『このファッションショーで、つくづく中国の国民性を知りました。前日になっても、社員だけはワイワイガヤガヤ祭り気分ですが、準備の話しは何もありません。私は本当にファッションショーが出来るのか気を病みました。そして当日会場に行って、目を見張り…

「人生は出会いで決まる」第13回

『今回は、日中合弁会社のファッションショーについてです。活性化に取り組んだ1月の不良率は85%と想像を絶する数字でした。不良の多くは手を洗わず、作業をするために手脂が付く不良でした。早速洗面所の新設と改修を行いました。そして毎日定期的にタ…

「人生は出会いで決まる」第12回

「人生は出会いで決まる」『事務所で倒れて4日目に出勤しました。出勤して驚いたことは、正門前で何十人と云う社員が拍手で迎えてくれたことです。「下里総経理。お帰りなさい。お帰りなさい。」と大変な騒ぎです。そして握手を求めて来ます。今まで社員と…

「人生は出会いで決まる」第11回

『活性化に取り組んで8ヶ月目に入った平成7年8月2日午後3時頃、私は事務所でバッタリ倒れてしまいました。気がついた時は車の中でした。その原因は自分の歳を忘れての連日連夜の仕事でした。過労気味であることは分かっていました。しかし受注が大幅に…

「人生は出会いで決まる」第10回

『初日工場に入ってびっくりしたのは、余りにも汚れたトイレでした。水がしっかりと流れないために汚れ、悪臭がひどく、その臭いは工場内にまで広がっていました。慣れとは恐ろしいもので社員は余り気にしていませんでした。私は1日でも早く掃除をしたいと…

「人生は出会いで決まる」第9回

『活性化第1日目から大変な問題が発生しました。私の活性化の柱である意識改革は、中国では思想改革と捉えられたのです。董事長(日本で言うところの会長)は「この活性化は受け入れられません。」と凄い剣幕でした。その時同行していた女性の通訳が直ぐに…

「人生は出会いで決まる」第8回

『今回から5人目の政井さんです。政井さんは飛騨市古川町で当時社員数40人、中国南通市で550人の縫製業を営んでみえました。今から15年前の平成6年12月突然政井さんが奥さんと私の家を訪問されました。「下裏先生は多く会社の活性化に取り組み成功されてい…

「人生は出会いで決まる」第7回

『今回は昭和62年1月、東京のコンサル会社に入社してからの話です。田口さんの会社は社員数23人で経営コンサル会社としては中堅どころでした。会社は千代田区麹町にあり、新宿通りに面し皇居の半蔵門まで歩いて10分ほどの所でした。私は入社早々総務部長…

「人生は出会いで決まる」第6回

『今回は4人目の田口さんです。田口さんとは、私が高山カントリークラブに勤務していた時お会いしました。田口さんは東京の麹町で経営コンサルタント会社の社長をしてみえました。高山へは観光にみえ、知人の紹介で飛騨市の旅館で行われた宴会に特別参加し…

「人生は出会いで決まる」第5回

『今回は、高山市文化会館で開催した中村久子女史遺品展についてです。この遺品展を準備していた時、ご年配の方が「ぜひこの子の作品も一緒に展示して下さい。」と金家多美枝さんの作品を持って見えました。この方は元学校の先生で滝原さんと云い金家多美枝…

「人生は出会いで決まる」第4回

『私が久子さんから学んだ3つのことについて語らせて頂きます。その1つ目は「決して諦めないこと」です。私は久子さんの生き方にも感動しましたが、それ以上にお母さんの生き方に感動しました。「手足の無い我が子をいかにして一人前の社会人とするか?」…

「人生は出会いで決まる」第3回

『3人目は手足無き聖人と言われた中村久子さんです。久子さんに初めてお会いしたのは、昭和30年小学校5年生の頃で、神岡町の大国寺で講演された時です。私は母に連れられて行き、この時の印象は本当に手足の無いだるまさんだと覚えているだけでした。こ…

「人生は出会いで決まる」第2回

『2人目は飛騨信用組合神岡支店でお会いした谷井支店長です。私はこの谷井支店長から次の3つのことを学びました。その1つ目は「仕事を早く処理すること」です。今振り返ると、それはPDCAサイクルそのものです。いつも言われたことは「計画はしっかり立て…

「人生は出会いで決まる」 第一回

「人生は出会いで決まる」第1回『人生は出会いで決まると云われます。そこで今日から、私に大きな影響を与え、私の人生を左右した5人の方をご紹介したいと思います。 まず1人目は、中学2年の時お会いし、私が経営コンサルタントの夢を抱くキッカケを与え…

「人生、春夏秋冬」

『先日、友人から「人生、春夏秋冬」という小雑誌を戴きました。この著者は奈良・薬師寺管主の安田暎胤(えいいん)師でした。安田暎胤師は人生を春夏秋冬として捉えてみえます。春は産まれてから25歳まで、夏は26歳から64歳まで、秋は65歳から90…

「同窓会に参加して」

『11月15日熱海温泉へ高校の同窓会に行ってきました。少子化と過疎化の影響で私が学んだ小中学校は廃校となり、高校も場所は移転し名前も変わりました。しかし学友の絆は変わることなく、思い出話しに花を咲かせる楽しい一夜でした。翌朝箱根スカイライ…

「車のディスクチェンジャーは老若男女でいっぱい」

『私は今、クラウンに乗っていますがこの車のディスクチェンジャーの中には社員が入れた“モー娘。”のCDや私が入れた三波春夫さんの歌謡浪曲・落語・お経等大変バラエティに富んでいます。特に社員が入れたCDは500曲以上に及び、お客様がCDを聞きましょう…

「仕組みの完成度が成功を左右する」第3回

『個々の仕組みはこのようにして完成度を上げていくことが必要です。次に大切になるのがトータル的な仕組みのチェックです。そのチェックを行う1つの方法として私どもはISO9001を用いております。このISO9001の要求事項は企業経営を行うための最低限の仕組…

「仕組みの完成度が成功を左右する」第2回

『仕組みを見直し、完成度を上げるには次の手順が必要です。その第1は「業務プロセス一覧表の作成」です。この業務プロセス一覧表を作成する最大の目的は「業務プロセス・責任権限・リスクマネージメントの明確化をすること」です。文書として必要となるの…

「仕組みの完成度が成功を左右する」第1回

『今、時代は想像を絶するような変革期を迎えております。国内政治の世界では自民党から民主党に政権が交代し、国際社会においては、中国等新興国の力を無視して進めることが出来ず、先進国中心の時代は終焉を迎えたと言っても過言ではありません。又、世界…

「躾の重要性を改めて考える」

『最近の事件を拝見しますと、眼を覆いたくなる事件ばかりです。この事件の背景はそれぞれ違うとは思いますが、それを引き起こしている最大の要因は躾にあると考えます。5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」ですが、この5Sを継続的に維持していくためには躾…

「暴れ馬が鞭に打たれた」

『昨日、長男から「お父さん、岐阜新聞にお父さんの記事が載ってるよ」との電話が入り、慌ててコンビニへ新聞を買いに走りました。その記事を見て唖然としました。10月23日から休んでいたブログ連載の件を金家多美枝さんが紹介してくださっていたのです。正…

「眼の色が変わる。誰の?」

『「眼の色が変わる。」これは私が出版した本のタイトルですが、この眼の色はその人を取り巻く環境と意識(考え方)一つで、その輝きは大きく変わって来ます。“眼はその人の心を現す”と言われますが、正にその通りです。テレビで最近の民主党の先生方の眼の…

「郵政は逆戻りしてよいのか?」

『昨日までは頭が回転せず大変でしたが、今朝は亀井郵政改革相のお陰で良くなりました。何が禍し、何が幸いするか?わかりませんね。 日本郵政の西川社長が辞任されることになりましたが、私には何か附に落ちないところがあります。5年前の郵政民営化選挙は…

「頭の回転ストップ」

『この2・3日頭の回転がストップしてしまいました。良く回転している時は、タイトルが決まれば20分程で一つのブログはできますが、頭の回転がストップするとまずタイトルが浮かんできません。人間にはバイオリズムがあるようにやはり頭の回転にもバイオリ…

「進化論に異議あり」

『昨日は「進化論に異議あり」などと社員と議論しながら昼御飯を食べました。「そんな話しをしてご飯が美味しいの?」いやいや食は進みますね。叱られそうですが、私はこの進化論で不思議でならないことがあります。人類の起源には最近新説が出ていますが、…

「政治の問題点も宝物?」」

『企業の問題点は宝物と語りましたが、では今回の選挙で自民党から民主党に政権が変わり、そして出てくる沢山の問題点も同じように宝物となるのでしょうか?この問題点が宝物になれば「21世紀の中心は日本となる」と先日語りましたが、その大きな第一歩とな…

「問題点が宝物?」第3回

『ではこれだけ沢山の問題点をどうすれ解消出来るのでしょうか?。まず出された問題点の分類作業を行います。10人ほどでチームを組み、チーム単位で作業を進めます。まずチームごとに問題点が書かれたポストイットをB紙に貼り付けて行きます。この時点では…

「問題点は宝物?」第2回

『第1回活性化研修の午後から一時間をかけて全社員で問題点の抽出を行います。ある企業で問題点の抽出になると参加者の一人から「先生前の会社でコンサルタントが入り問題点の抽出を行いました。しかしその後問題点の話しは全くなく、出された問題点も少し…

「問題点は宝物?」第1回

『「問題点は宝物?」と言うと驚かれるかも知れませんが、この問題点は本当に宝物なのです。企業経営を行う上で大小を問わず必ず問題が発生します。その問題を多くの場合根本的な解決をすることなく、曖昧の内に終わらせているのが現実ではないでしょうか?…