「人生は出会いで決まる」第5回

『今回は、高山市文化会館で開催した中村久子女史遺品展についてです。この遺品展を準備していた時、ご年配の方が「ぜひこの子の作品も一緒に展示して下さい。」と金家多美枝さんの作品を持って見えました。この方は元学校の先生で滝原さんと云い金家多美枝さんの支援者でした。多美枝さんは3歳の時脳性小児麻痺に掛かり半身不随になり、その身体で絵を描いてみえ、その絵を展示して下さいとのことでした。私はその場で了解し一緒に展示しました。

一週間開催しましたが大好評で、各種新聞でも紹介されました。このことがキッカケとなり、中村久子女史顕彰会が発足することになりました。それ以降高山市文化会館で東京の劇団に依頼し、久子さんの一代記を「我が名ふるさと命恋せば」と題して公演しました。又、講演テープの生産販売などに沢山のお金を投資し、いつも家内に叱られていました(笑)。今は反省し仕事一筋です。え!いくら投資したか?……結局500万円を軽く超えてしまいました。これが私の最初で最後の大投資です。ん?こういうのは投資とは云いません?はい、その通りです(笑)。

それから金家多美枝さんとは付き合いが始まり、今もずっと続いています。1年に1,2回は2人で1つのグラスにストローでウイスキーを飲みます。ストローで飲むウイスキーは本当に早く回ります。私は多美枝さんの心の彼氏です。これは家内には内緒です(笑)。今日は笑い話しばかりですみません。』