「人生、春夏秋冬」

『先日、友人から「人生、春夏秋冬」という小雑誌を戴きました。この著者は奈良・薬師寺管主の安田暎胤(えいいん)師でした。安田暎胤師は人生を春夏秋冬として捉えてみえます。春は産まれてから25歳まで、夏は26歳から64歳まで、秋は65歳から90歳まで、冬は91歳から120歳までとなっております。この秋が人生の最高の時であり、特に70歳代は人生の黄金時代であると書かれています。私は今65歳ですのでこの春夏秋冬から見れば初秋に入ったところになり、これから人生の黄金時代を迎えることになります。こんな素晴らしいことはありません。

私が考案した「稲意識活性化法」と、この「人生、春夏秋冬」とは共通したところがあります。春に蒔いた一粒の籾が実りの秋には2000粒の籾になるように、人生も沢山の経験知を積むことで、その夢を叶えて行くことが出来ます。夏は稲を育てるためうっとうしい梅雨があり、厳しい暑さがあります。この夏の時期が暑くなければ冷害となり、実りの秋は寂しいものになります。正に人生もその通りです。この安田暎胤師の言葉通り26歳から64歳までの人生の夏は時には耐えかねない豪雨のような修羅場を迎えることもあり、又、厳しい業務に追い込まれその責任に耐えかね、鬱状態になることもあります。しかし、この経験知が実りの秋を迎える大きな大きな力となります。

この安田暎胤師の「人生、春夏秋冬」を読んで、改めて人生の秋とは何かをこれから考えて行かなければならないと思っております。人生の黄金時代は70歳代と言われますので、私もあと5年すれば黄金時代に突入することになります。いかにしてこの黄金時代を活かすことができるか、今日からこの黄金時代を夢見、挑戦していきたいと思っております。その挑戦とはニューヨークに事務所を開設することです。この夢も黄金時代を迎えることで十分に叶えることが出来ると確信しております。』