「人生は出会いで決まる」 第一回

「人生は出会いで決まる」第1回

『人生は出会いで決まると云われます。そこで今日から、私に大きな影響を与え、私の人生を左右した5人の方をご紹介したいと思います。
 まず1人目は、中学2年の時お会いし、私が経営コンサルタントの夢を抱くキッカケを与えて下さった、父の戦友の方です。
 2人目は、初めて社会人として勤務した飛騨信用組合神岡支店の谷井支店長です。
 3人目は、42歳の時再会した、手足無き聖人と云われた中村久子さんです。
 4人目は、30年夢見た経営コンサルタントの道を開い下さった、経営コンサルタント会社社長、田口さんです。
 5人目は、50歳の時お会いし、海外でのコンサルタントの道を与えて下さった、日中合弁会社社長、正井さんです。
 私はこの5人の方から、どのような影響を受け、どのような経験知を得たのかについて語らせて頂きます。

まず1人目は中学2年の時お会いした経営コンサルタントの方です。中学2年でまだ自分の進路にも興味を持っていなかった私が、なぜその方の話しを聞いて経営コンサルタントになろうと夢見たのか。自分でもよく分かりません。今考えると父はこの方に憧れていたのではないか?その憧れがまだ無心の私の子供心の中に焼き付き、経営コンサルタントを夢見るようになったと推測できます。それから30年この夢を一時も忘れず、決して諦めずに挑戦し続けたことに自分ながら驚くばかりです。

33歳で飛騨信用組合を退職する時「私は経営コンサルタントになるために退職します。」と送別会で挨拶しましたが、送別会参加者の誰一人もこの夢が叶えられるとは思っていなかったでしょう。この方と出会わなければ、私は全く違った道を歩んでいたと思います。一人の出会いが私の人生を決定付けたのですから、本当に不思議です。』