次は「全職員研修」で出された問題点を解決するための「仕組みの見直し」をする「組織活性化研修」です。
この「組織活性化研修」は「行政の仕組みを見直しし」をする、一番重要な「研修」になります。何故なら「自分達の職場の問題点に気付き、その不備を自分達で見直し、問題が再発しない「仕組みづくりを行う研修」だからです。
この「組織活性化研修」での一番の効果は「自分達で問題点を理解して、自分達で仕組みの見直しをすること」です。そして問題点が発生すれば、自分達で直すことができます。
この「組織活性化研修」よって、職員の意識は大きく変わり、当初の目的とした「意識改革」が出来るのです。国家公務員数約600,000人ですが、この沢山の職員の方々も「自ら問題点を理解し、自ら問題点を解決することで、他者依存という体質から、大きく脱皮出来るのです。それが求めていた「意識改革」です。この研修の概要は次の通りです。
⑹ 研修名 : 組織活性化研修
① 回数 : 最低毎月1回
② 時間 : 3時間( 進捗状況によりリーダーが決める )
③ 期間 : 2年以内
④ 人数 : 1チーム 10人
⑤ 講師 : 講師育成研修修了者
⑥ 研修内容
事例とした総合病院では、各チームに比較的解決し易い「問題点」を「各5個」づつ配付。この問題点をどう解消すればよいのか?のヒントを学習する。最初の問題点の解消には、多くの時間を要するが、2回目の問題点は半分以下の時間で解消することが出来る。
回数を重ねるごとに、チームワークも良くなると共に力量も向上する。その結果より時間を短縮することが出来る。
この「問題点を解決する手法」を学ぶことで、公私を問わず、日々の生活の中で活かすことが出来る。
事例とした総合病院では、約2年間の間に、出された1,300近い問題点は解消されました。この総合病院での研修の平均出席率は80%台と高く、特に医師・看護師の平均出席率は「90%」を超えました。
この「組織活性化研修」の詳細は、次回投稿します。
続く