読む ⑷ 現状を読む「問題点の把握」

「現状を読む」もう一つ大切なことは「社内の問題点を把握すること」です。企業内には、驚く程沢山の問題点が山積みされています。しかし経営者の方々の多くは、この問題点を見て見ぬふりをして見えますが、それは経営の根幹を揺り動かす様な、大変な損失を生んでいるのです。

ある経営者の方からは「問題点は抽出しました」とのお話を聞きました。しかし出された問題点を解消しなければ「問題点をトップが知ったのに何故解決策を講じないのだ」との反発が、従業員から出てくることになります。

私どもでは第一回の活性化研修で、問題点の抽出を参加者全員で行い、その問題点を「意識・組織・仕組み」に3分類します。

その分類結果は、どのお客様も「意識=3%、組織=5%、仕組み=92%」になります。

この結果に参加者からは「問題点は経営者や上司にあると思っていたのに何に仕組み?」と驚きの声が上がります。

「問題点は足元の仕組みにあった」のです。この仕組みを見直せば、驚くことに問題点の90%以上は解消するのです。

この問題点を抽出し、全従業員で仕組みを見直し、解消することで、従業員のヤル気は上がり、新型コロナウイルスにより低迷している業績を向上させる大きな力になります。

この様に「現状を色々な角度から読むこと」が大変重要です。

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