長いトンネル

愛知県と富山県を結ぶ「東海北陸道」は「トンネル街道」とも言われます。特に清見ICから砺波ICまでは、長いトンネルの連続です。特に「飛騨トンネル」は長さが10712kmあり、日本で3番目に長いトンネルです。冬は大雪に見舞われますが、このトンネルのお陰で、冬道もスムーズに走ることが出来ます。
活性化の依頼を受けるお客様の多くは、長いか、短いかの差はありますが、多くはトンネルの中にあります。特にバンクミーティングの対象となる、経営が厳しいお客様は、長い長いトンネルで、光が全く見えない暗黒の世界です。
この長いトンネルを抜けるには「従業員の心にやる気と必ずトンネルを抜けることが出来るという希望の灯」を点けなければなりません。
企業活性化とは、「従業員の心に灯をどう点けるか」の闘いです。それが意識改革のはじまりです。
時にトンネルの中は、水が滴り落ち、凍りついていて、寒さで震える状態 です。こうなると従業員の心に、火を点すだけでは、寒さをしのぐことは出来ません。温かい飲み物や温かい衣服が必要になります。
この温かい飲み物や衣服に当たるのが「研修での問題点の抽出や5S活動・仕組みづくり」です。参加者一人一人が、自ら身体を動かし、自らが自らの力で、身体を温めることが一番大切です。
問題は「どう効率良く、参加者の身体を温めることが出来るか?」です。それには「講師の熱意と誠心誠意尽くす」という姿勢が一番大切です。それには「講師の経験知の中身と経験知の引き出しが綺麗に整理され、滑りが良くなっているかなど経験知の管理度」が大きく左右します。
改めて「経験知の管理の重要性」を再確認して行きたい思います。
      真っ暗で       寒さに震え   .  立ち竦み
              心の光      闇を照らして