行政の仕組み見直しを進めるためには、モデル部門から全部門に展開して行かなければなりません。
そのプロセス案は、次の通りです。
第1年度
⑴ モデル部門研修開始
研修の講師育成と各種研修の改善課題を抽出するため半年間を掛けて行う。組織活性化研修はいずれも2年以内とする。
⑵ 第2部門研修開始
モデル部門の組織活性化研修が半年を経過した頃に、第2部門の全職員研修・管理チーム研修・組織活性化研修を開始する。
⑶ 第3部門研修開始
第2部門の研修が開始して2ヶ月後から、第4部門の全職員研修・管理チーム・組織活性化研修を開始する。
第1年度は、この3部門の研修を行う。
この研修の第2部門以降の「管理チーム研修・組織活性化研修」は、講師育成研修を終了した職員が講師を担当する。( 計画では第一次50人を予定 )
全職員研修は弊社(株)飛泉が担当する。
第2年度
第2年間は、管理チーム研修の中から講師育成研修を行い50人の講師を育成し、講師を100人体制に整える。研修は講師が二人体制で50チームの研修が行える体制とする。
この体制が整えば、第2年度は、10部門の研修体制が整う。
第1年・第2年度と合わせて、13部門となり、1部門1,000人であれば、13,000人が研修を受ける体制が整う。この時点で、研修受講率は2.2%となる。
第3年度
第3年度から問題点の抽出は「行政管理ソフト」を使って行う。これも行政管理ソフトの開発の進捗状況によるが、基本的にこのソフトを使って問題点の抽出と分類・分析を行う。
このソフトを使って、全職員が問題点を出すことで、「行政の仕組み見直しの雰囲気は大いに盛り上がる」と考えられる。それには、各種の情報の伝達手段を使って、行政の仕組み見直しの必要性を知らしめることが必要である。
大きなプロジェクトで、初めてのことでもあり、先行きが不明確であることから、第3年度以降の計画は、第2年度までの結果を踏まえ作成する。
但し、この国の行政の仕組み見直しの最終期限は、開始から10年以内とする。
この「研修の進捗状況と内容の検証」も定期的に行い、「行政管理ソフト」の進捗状況と活用内容の検証も行わなければなりません。
その他に各種研修を効率的に進めるために「テキストの作成」も行わなければなりません。この行政の仕組み見直しをためには、まだまだ準備しなければならないことが、沢山出て来ると考えます。
続く