時代を求めて ISOコンサル開始 ⑶

この国際品質規格:ISO9000は、私のコンサルの手法を大きく変えました。それはISO9000を活性化研修で作り上げた仕組みの、チェックリストとして活用する様にしたのです。この手法は大きな効果を上げました。

この頃のISO9000の認証取得は「認証取得」が目的で、生産性の向上や利益体質の強化に活かすという考え方は全くありませんでした。そのため「ISOはめんどくさい、金ばかり掛かり、何の役にも立たない」などと批判的な声が大多数でした。この考え方を変えISO9000を、企業活性化に本当の意味で活かせる、コンサルの手法を探し求めていました。

このISO9000をチェックリストとして活用すると同時に、新しいプロセス管理の手法を開発しました。このプロセス管理の手法が、活性化を成功させる大きな柱になりました。その手法とは、仕事の流れを新しく開発した「業務プロセス一覧表」に記載し、整理して行く方法です。その作業は全員が参加する研修で行います。

このプロセス一覧表を作成する最大の目的は「全社員研修で出された問題点を解決するため」です。目的が明確であることから参加者の意気込みが違います。「問題点を自分達で解決し、自分達で働きやすい職場にしよう!」と目覚めたのです。この研修で多くの参加者が「頭の引き出しを作ること」が出来たのです。

このISO9000と出会ったことで、時代が求めるコンサルの手法を開発することが出来ました。しかし時代は何時も動いています。又次の時代が求めるコンサルの手法を探し求めて行きたいと思います。

   時は日々  流れ流れて  新しき

    求めるものを  探し求めて