卒業 35. すきま風

この2年間の内、2年目の一年間は中国に没頭して居たことで、仕事が途絶えてしまい「すきま風」が吹き込んでしまいました。又一からの出直しです。

不思議なことに、この「すきま風」が、時代が求める新しい分野の仕事を連れて来ました。それはISO9000(品質マネージメントシステム)という仕事です。

中国から帰った翌年の5月、このISO9000の情報を得て、直ぐに東京で日本規格協会が行っていたセミナーに参加しました。この当時ISO9000は、まだ日本に導入されて日が浅く、大学教授が中心になって作った、横文字ばかりの規格でした。今思えば、現場で使うには、程遠いものでした。

このISOという、未知の世界に飛び込みましたが、このISOに出会わなかったら今日はありません。世の中は何が幸いするのか?分からないものです。

このセミナーに参加し、次に静岡県で開催された、ISO9000の審査員セミナーに参加しました。このセミナーで、審査員の資格を取得し、本格的にISO9000のコンサルを開始しました。

そして翌年の2月、地元のホテルの会議室を貸切「ISO9000認証取得セミナー」を開催しました。このセミナーに、家内は「お金をかけて、セミナーを開催しても人は集まらない」と大反対でした。

しかし予想に反して、定員30人に対し、28人の参加があったのです。時代がISOを求めていたのです。

    すきま風 中国語から 横文字に

     時代が求め  夢が広がり

f:id:swnm8:20210107191638j:image

岐阜県岐南町の八剣神社で撮りました。