人事部長 15. 上に立つのが嫌 ⑵ ヒアリング

「この上に立つのが嫌」という社員の対応の一つの方法として「ヒアリング」があります。

その一例ですが、当社では活性化研修に入る前に、社員全員のヒアリングを一人当たり15~30分間行います。このヒアリングの第1の目的は「お見合い」です。どんな人が活性化研修を行うのか?社員には当然不安が伴いますので、それを少しでも和らげるためです。

第2は「チーム研修を進めるためのリーダー・サブリーダーの人選」です。これは大変重要で、この人選を間違えると問題点の解消と活性化に大きな影響を与えることになります。特に「気配り」が出来る人を探します。

第3は「互いの心の扉を開くこと」です。この心の扉を開くことは活性化研修には大変重要なことです、活性化研修の第一歩は、「私たちコンサルタントが社員の一人ひとりから、如何に生の声を聞くことが出来るか」にかかっております。そのために、目線を同じにし、言葉は優しく、笑顔を欠かさず、決して威圧感を与えないように心がけております。

このヒアリングの最大ポイントは、一人目の方のヒアリングです。この方の印象がヒアリングを決定づけ、活性化研修にも大きな影響を及ぼすことになります。

このことから、慎重にヒアリングを行わなけらばなりません。この一人目の方へのヒアリングが好印象を与えると、二人目から受ける方の姿勢は前向きとなり、時には問題点をメモして見える方もみえます。 何故なら「この人なら話を聞いてくれる」という「信頼関係」が生まれるからです。 

                続く 

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