共感

30数年間「企業活性化」の仕事をしていますが、この「企業活性化」の大きな柱は「2本」あります。1本は「従業員の意識改革」です。もう1本は「仕組みの構築」です。いずれも大変ですが、特に「意識改革」が大変です。

この「意識改革」が中々進まない最も大きな要因は「信頼関係の欠如」にあります。この「信頼関係」を如何に高めるのか?これが活性化を成功させる大きな鍵になります。

今、世の中を振り返って見ますと、スマホなどAIを使った情報の交換が多く、特にコロナ感染がそれに輪をかけ、直接会って話しをする様な機会は少なくなりました。

その結果、心と心を通わせる会話も少なくなって来ました。この心を通わせる「会話不足」が、「会話によって相手を信頼する」という次元からかけ離れてしまいました。

このような世相の中で「意識改革」を行うには、「眼で見、互いに共感出来るもの」が必要になります。

私はこの形として「共感」を得るために、研修では「樽の組み立て」と「問題点の抽出」を行います。「樽の組み立て」は、人生で初めての経験であり、「役割の樽」を通して、其々の役割を体感し「共感」することが出来ます。

「問題点の抽出」は、うやむやだった問題点を、参加者全員が文字としてハッキリと知り、危機感を「共感」することが出来ます。

この形として見ることで、互いに「共感」し合い、それが「信頼関係」を深める大きな要因になります。

A Iがどんどん進化する時代の中で、この互いに「共感」出来る形を、どう作り上げて行くか?これは世界の平和も左右する大きな課題です。この課題を少しでも解消し、互いに信じ「共感」出来る社会になることを願うばかりです。

    便利だけ   追い求めれば   共感の

      心が通う  姿消え去り

*「役割の樽」は(株)飛泉のHPをご覧下さい。

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