「企業活性化について考える:問題点は宝物」第3回

swnm82011-09-30

 この企業の崩壊を引き起こす問題点ですが、少し見方を変えると宝物になります。なぜ問題点が宝物になるのでしょうか?。その答は「沢山の問題点があればある程、色々な角度から仕組みの見直しができる」からです。この仕組みの見直しによって、各種の業務プロセスが明確になります。活性化とは「仕組みの完成度を上げ、働きやすい職場にし、不良率の低下やサービス向上を図り、最終的に収益体質の強化につながる仕組みを作り上げる」ことです。



 ここでの大きな課題は「氷山のように隠れている問題点をどこまで抽出できるか?」です。そのために第一回全社員研修において、樽を使い役割の重要性を説明をします。そして実物の樽を3人から4人で組み立て、その役割を体感します。この樽の組み立ては、まず一生に一度しか体験できないことであり、役割を理解する上で大変大きなインパクトを与えます。そして「負の遺産である問題点が宝物である」ことを説明します。

 この樽の組み立てなどで、社員一人一人の心の中に活性化の重要性が目覚めてきます。この役割の樽の詳細は次回「役割の樽」で説明します。