「企業活性化について考える:壊すことが活性化の始まり?」第2回

swnm82011-09-29

 では、企業の経営改善と活性化をするには、どうすればよいのでしょうか?。まず活性化とは、壊すことから始まります。なぜ活性化は壊すことから始まるのでしょうか?。それは壊さなければ分からないからです。


 上の写真をご覧下さい。これは浴室の写真ですが、左の写真の外観からは異常は見つかりません。その浴室を解体しますと右の写真のように、シロアリや長い年月使用したことによる木材など材料の腐敗が進み、大変危険な状態になっています。このことを企業に例えば、平常の営業においては問題は発生していないように見えますが、社員の意識や仕組みに見えない部分で崩壊が大きく進んでいるということです。

 このように創業から20年以上経過した企業は、このような姿になっているのが現実です。しかし外観からはその現状が分からないため放置されることになります。そして経営環境が悪化し、初めて自社の土台の崩壊が始まっていることに気づくのです。次回は「問題点は宝物」」です。