昨夜高山市内の温泉に行きました。露天風呂の水槽には、泳ぐ宝石と云われる錦鯉が、きれいに並びポーズをとってくれました。その姿を見て嬉しくなり、携帯電話のシャッターを押しました。以前この水槽にはサメが泳ぎ、孫達は大はしゃぎしていました。
虫の音を聞き、錦鯉を眺めながら、一人露天風呂に入っていますと、秋の風が爽やかに吹き抜けます。欲張りな願い事ですが、ここに中秋の名月が煌々と輝き、そこに月見酒があれば誠に最高と、そんな夢を見ながら温泉に浸りました。
温泉が全国各地でボウリングされ、新しい温泉地が生まれました。その原資となったのが、今から23年前の昭和63年から平成元年にかけて全国の市町村に配付された一億円のふるさと創世事業です。バブル経済に酔い、そして今、日本は900兆円の負債に苦しんでいます。多くの温泉がバブル経済の負の遺産かと思うと、少し寂しくなりますが、やはり温泉は良いですね。