変化 54. 気づきの窓「災い転じて」

「何事も現場を知ることが一番」と言われますが、この言葉通り、事例として紹介している病院へ、活性化入って4ヶ月後に入院してしまいました。診断の結果は、「腰椎椎間板障害」でした。余りの痛みに一歩も歩けない状態でした。

この頃の活性化の進捗状況は、チーム研修がはじまった時でした。正に「全職員が一丸となって、問題解決にあたろう」としていた時でした。

「転んでもただでは起きない」と言う気持ちで、入院しましましたので、この入院は、院内の現状を知る上で、大変良い経験となりました。

病院側の配慮により、個室に机を設置し、日中は当社の社員を常駐させ、さながら院内に個人事務所を構えたような格好になりました。時間があれば、職員の皆さんが入れ替わり立ち替わり、病室に来ては質問され、それに応えることが出来ましたので、この病院の活性化には、良い方向に転じたのではないかと思っております。

このような相談の機会を、頻繁に持つことが出来たことで、職員の方々との距離が一気に縮まりました。又、職員の方々の活性化への真剣に取り組まれる姿に、私の痛みも和らぎ、病気回復の大きな力となりました。

この入院で知ったことは、入院しなければ分からない、多くの課題が山積みになっていたことでした。この入院のお陰で、私の中に「活性化に取り組むための骨格がこの時出来上がった」と言っても過言ではありません。

正に「災い転じて福となす」の諺通り、この入院は、院内の現状を知る上で、良き機会となりました。

                 続く

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