問題の本質 30. 政治のISO規格 (16) 継続は力なり:格闘

今まで取り組んだ企業活性化の「水先人」の経験から言えることは、この1億2千万人を乗せた超巨大船を計画通り目的地に着けるには、毎日が自分との「格闘」の連続になることは間違いありません。進む方向はこれでよいのか?暗礁は隠れていないか?など朝から晩まで自分との「格闘」の連続になります。

特に総合病院の活性化に取り組んだ時は、全く経験したことのない業種であり、医師を初め、職員の大多数が国家資格を持った、患者さんの命を預かるという特殊な業界でした。

何故?こんな経験をしたことの無い業種の活性化に取り組んだのか?それは「樽式活性化法」の原点は「問題点を抽出し、仕組みとして解消していく」という流れです。このことから、どんな業種でもこの流れに沿っていけば活性化を行うことが出来ます。

この活性化の一番の難題は、そこで働く人の「意識改革」です。この意識改革がどれだけ早く出来るか?によって活性化の進捗度と完成度が決まります。しかし簡単に他人の心を変えることは出来ません。人の心は、生まれも育ちも違い千差万別です。このバラバラの集団をまとめ上げ、一つの目標に向かって進める体制を作り上げなければなりません。

ではどうすれば意識改革が出来るのか?それは「他人を変えるのではなく、自らが仲間の中に入り、自らを変えていくこと」です。そうしなければ、決して「意識改革」は出来ません。これは言葉を変えれば「相手の話しを決して拒否するのではなくよく聞くこと」です。

               続く

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先日東京に行った時撮りました。