問題の本質 29. 政治のISO規格 (15) 継続は力なり:座礁

「継続は力なり」これは私の座右の銘の一つですが、何事も継続することは並大抵のことでは出来ません。特に「行政改革」を継続して、時代が求める「政治の仕組み」を構築し完成させるには、それこそ並大抵のクラスではなく、地獄の中で死ぬか生きるかの戦いになることは間違いありません。

私は今まで沢山の企業活性化に取り組み「水先人」をしてきました。この中で一番印象に残っているのが、中国での日中合弁会社の活性化です。

中国に渡り活性化の挨拶に行きましたが、その時大失敗をしてしまいました。それは「当社の活性化法は意識改革と仕組みづくりです。」と言いますと、董事長(会長)から「意識改革は思想改革です。それは受け入れられません。」と凄い剣幕で言われました。この時、意識改革が中国では思想改革とは全く知らなかったのです。もう初日から大きな暗礁に乗り上げ座礁してしまったのです。どうこの暗礁から抜け出るか?悩みましたが、通訳の方の両親が共産党の幹部党員であったことから、何とかこの暗礁を抜け出すことが出来ました。

行政改革」という1億2千万人を乗せた「日本丸」という超巨大船を暗礁や流氷・大嵐などを乗り切り、目的地に着くには並大抵の経験では出来ません。これは世界でも前例のないことであり、「水先人」の技量と経験知が問われるところです。

               続く

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ネットから借用しました。