問題の本質 28. 政治のISO規格 (14) 平和

今年も残り少なくなりましたが、この一年を振り返りますとロシアのウクライナ侵攻により世界情勢は大きく変わりました。正に今年の一字に選ばれた「争」の一年でした。

この「争」が世界を不安の中に陥れ、経済的にも大打撃を受け、ウクライナの人々は、電気も点かない、暖房もない厳寒の中で暮らしてみえます。それを生み出したのは、一人の独裁者の野望です。隣国北朝鮮でも全く同じことが起きています。

2022年の「世界平和度指数ランキング」で、日本はG7の中でトップの「10位」です。そして2021年の「世界の安全都市ランキング」では東京が「5位」に入っています。

平和とは「国民が安全で安心して暮らせる国」のことですが、この安全・安心もウクライナのように、一夜にして崩れ去ってしまうこともあります。

又日本は地震や台風など災害大国です。心配されている南海トラフ地震が発生すれば、一瞬にして地獄に叩き落とされることになります。

地震などの天災を防ぐことは不可能ですが、紛争や戦争など争いを無くし、安全で安心出来る「平和な国づくり」は可能です。

それには世界の政治のモデルとなる「政治の仕組み」がなければなりません。それを元に、世界の国々の「政治の仕組み」をチェックする「政治のISO規格」を構築することです。

私達は余りにも平和な生活環境にいることから「平和ボケ」の状態です。この平和は一国で守れるものではありません。世界中が平和でなければ、日本の平和も続かないのです。

               続く

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ホテルから朝焼けの「富士山」を撮りました。