卒業 10. ゴルフ場勤務

この頃は、コンサルになるには、色々の業種を経験したいという思いがありました。そこに「高山にゴルフ場建設」という話が舞い込んだのです。

高山観光ホテルを退職すると、飛騨信用組合の専務理事から「高山カントリークラブ」を紹介されました。このゴルフ場の経営を行うのは、東京の会社で、会員募集や地主との交渉などで、地元の人が必要との事で紹介されました。

ゴルフのことは全く知りませんが、造成から会員募集・オープンまで、全て学ぶことが出来ることに興味が湧き入社しました。このゴルフ場では、キャディ研修も担当しました。全くゴルフを知りませんでしたので、ゴルフ練習場に通い、マスターの指導を受け勉強しました。

キャディ研修は、約3ヶ月間毎回資料を作成し、テストも行いました。80点の合格点に達しないと、残り勉強もしましたので、厳しい研修だったようです。

このキャディ研修中に、赤痢が発生し、一週間研修を中止するという、トラブルにも見舞われました。この時苦しんだことは「如何にしてキャディ研修を続けるか?」でした。保健所からの研修再開の条件は「1週間検便をし、全員に赤痢菌が発見されないこと」でした。そのために、毎日参加者の自宅に行き「運?」を預かり保健所に届けました。研修資料は毎回作成し届け、理解度テストとして、レポートの提出をお願いしました。そして一週間後、無事に研修を再開することが出来ました。

このゴルフ場勤務中に、東京でコンサルの勉強が出来る道が開けました。しかし残念ながら、私がコンサルになることを、夢見ていた父が亡くなりました。

約4年半勤務し、仮オープンを機に、東京でコンサルの勉強をするために12月20日で退職しました。

   プレーより  頭の中は  玉を追う

    キャディの姿 何処か気になり

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穂高連峰です。