30年間待ち望んだ「コンサルへの夢の道」が開けました。この会社は、社員数28名で、麹町の新宿通りにあり、周りには都市銀行があり、皇居の半蔵門まで約1kmでした。東京にいる時は、毎日皇居周辺をウォーキングしました。この頃は、バブル経済の始まりで、東京は圧倒されるような、凄い活気に満ちていました。そんな中に田舎者が飛び込んだのです。今思えば、この激動の時代を、よく乗り越えられたものです。懐かしい思い出です。
1月5日入社しますと、与えられた役職は「総務部長」でした。そして年俸は破格の金額で、居住は同じ麹町の2DKのマンションでした。余りにも驚くような高待遇に、一歩引く思いでした。
半年後には「総務部長兼営業部長」に就きました。そして本来の目的であるコンサルの勉強は、先輩に付いて周り、研修現場で勉強しました。そこで役立ったのが、再建などの実務経験です。経験に基づいて、話を進めると、参加者の目付きが変わったことと、質問が多くなったことです。改めて「経験知」の大切さを思い知りました。
この時、相手を惹きつける話し方の重要性を思い知りました。そのため、休日を利用し、元NHKのアナウンサーだった方の「話し方教室」に通いました。又国会図書館が近くにあったことから、そこで余り高山の自宅に帰らず、若い仲間に負けまいと、死に物狂いで勉強しました。夜は新宿や銀座などへも、上司に誘わられよく呑みにも行きました。これも今思えば、バブル経済のお陰です。
大波に 溺れかけては 救われて
バブルの嵐 遠き彼方に