裸の王様 ⑵ 送別会

その頃、私は自分を過信し、周りを見ずに自画自賛していたのです。この理事長からの教えのお陰でしようか?それから3年後、神岡支店の次長に昇格しました。それから2年後の33歳の時、経営コンサルタントになる夢を叶えるために飛騨信用組合を退職しました。

理事長の所に退職の挨拶に行くと「経営コンサルは中々難しい仕事だぞ。しかし君なら必ずなれる」と励ましの言葉をいただきました。そして「君の送別会を準備する様に総務部長に指示したから」と言われました。

この「送別会」は、専務以下全男子職員が参加し、役員の退職時でも行われなかった前代未聞の「送別会」をして下さったのです。

今でも理事長から言われた「君は裸の王様」という言葉が忘れられません。この教えのお陰で、今日があると感謝しております。

人生とは「心から叱咤激励してくれる人」との「出会い」で、歩む道は決まることを改めて知りました。

f:id:swnm8:20220427225643j:image

ウォーキングをする遊歩道沿いの用水路に「鯉」が戻って来ました。