退職金制度を考える ( 1 ) 一石二鳥

サラリーマンにとって、退職時における一番の楽しみは「退職金」です。特に定年を迎えての「退職金」は老後を支える大切な生活資金です。

私も一回だけ「退職金」をいただきました。それは33歳で退職した飛騨信用組合からです。

しかしこの「退職金」も、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で、経営環境は悪化し、退職積立金を取り崩し、運転資金に充てなければならない企業も、多発している可能性は高いと考えます。特に中小企業に於いては、特に厳しいものがあるのではないでしょうか。

公的年金は減少し、退職金の支払いも、厳しくなって行く中で、経営者は従業員の雇用を確保し、退職後の安定した生活を維持するために、どう対応すればよいのでしようか?真剣に考えなければならない時に来ております。

そのために、退職金制度の考え方を根本から変えて、企業の発展にも繋がり、従業員の老後の安定した生活が確保出来る「一石二鳥の仕組み」を考えました。

それは「従業員に老後を生き抜くための、知恵という退職金を与える制度」です。退職金は使えば無くなりますが、この知恵という無形の財産は、使えば使うほど増えて行くという「不思議な財産」です。

ではどうすれば、この知恵という財産を与えることが出来るのでしようか?それには従業員教育の中に「経験知を蓄積し、活かすことが出来る研修を行うこと」です。

この研修は、企業の発展と共に、従業員の安定した老後の生活を導く大きな力となります。正に「一石二鳥」です。

                  続く

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高山市苔川で「白鷺」を撮りました。