経験とは ⑵ 樽式活性化法考案

バブル崩壊で思い知ったことは「お客様の求めるものが大きく変わつた」ということです。うなぎ上りで上がっていた業績は、バブル崩壊で一気にどん底に突き落とされたのです。「これは本当の業績ではなく、泡を食べていた生きていた。これでは生きて行けない」と多くの経営者が気づいたのです。

お客様が求めるコンサルとは「費用対効果と共に単発ではなく、利益体質が継続出来る経営体質にすること」が求められたのです。それに対応するには、既存の手法ではダメで「独自のコンサルの手法を確立ししなければ、コンサル業界で生き残ることは出来ない」と気づきました。

もう一つは「お客様の懐の中にどこまで入り込めるか?それはお客様との信頼関係をどこまで深められるか?」です。そうしなければ、折角のコンサル経験が経験知として、十分に活かすことが出来ないと考えたからです。

この夢は秋田県鹿角市で活性化に取り組んでいた時、宿泊していた大湯温泉の旅館の前の露天風呂で、偶然にも壊れていた風呂桶で閃きました。そして長い間の夢だった独自のコンサル法「樽式活性化法」が完成しました。

それは樽を企業に例えて「樽を企業、杜氏を経営者、酒を売上・利益・企業風土などの企業の中身、タガを管理職・役付者、側板を従業員 ( 幅:貢献度・厚み:知恵・長さ:意識 ) 、底板を資本金、竹釘を絆と信頼」とし、形として企業の其々の役割を知ることが出来る「世界で初めての樽式活性化法」を考案しました。そして各種新聞などのメディアに紹介されました。日本商工会議所の紹介で、ドイツ・英国などの欧州各国にも紹介されました。

メディアに紹介されたお陰で新潟県糸魚川市糸魚川商工会議所から講演依頼があり、それを契機に北海道から九州まで全国の商工会議所・商工会・ロータリーなどの各種団体で講演を行うことが出来ました。又その参加者から活性化の依頼があり、函館・仙台・甲府市などのお客様の活性化にも取り組むことも出来ました。

続きは明日とさせていただきます。

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