退職金制度を考える ( 2 ) 経験知

新型コロナウイルスの感染拡大で、経営環境は悪化し、この厳しい経営環境を乗り切るには、経営者だけの力では、中々難しいのでないかと考えます。

このような時に、助けとなるのが「中核となる人財 ( 中核人財 ) 」です。この「中核人財」の力量が、企業の明暗を分けると言っても過言ではありません。

ではどうすれば「中核人財」を育成出来るのでしようか?その第一歩は「意識改革を行い、問題を解決する方法などの知識を与え、経験知とやる気を引き出すことが出来る組織とすること」です。それには「中核人財育成研修」を行うことです。

人がやる気になるのは、自分の力量が認められ、活かすことが出来るようになるからです。そのためには「自分自身をしっかりと知ること」が大切です。そして自分が歩んで来た「過去」、そして、今居る「現在」、どう生きるかという「未来」を描くことです。

私達は日々の生活の中で、沢山の知識を得ています。それを経験知に変え、活かすことが出来るかどうかで、人生の満足度は大きく変わり、退職後の生活にも、大きな影響を与えることになります。

このことから自分が歩んで来た道を振り返り、その中で得た「経験知」を文字にし、明確にすることが必要です。

この「中核人財育成研修」では、「経験知」を年代毎に整理し、その経験知に基づき「未来」を描くための、30年間の「人生年表」を作成します。

この「人生年表」の作成は、中年を迎えた参加者にとっては「退職後の生活をどう維持すればよいのか」を考える良き機会となります。

                   続く

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高山市苔川で飛び立つ「白鷺」を撮りました。