激動の時代を乗り切るには 9.政治 ⑶ 重症

2年前に自宅をリフォームしましたが、40年の間に、風呂などの水回りは、白蟻に侵され、柱2本を交換することになりました。大きな地震が来れば、部分的に壊れる可能性さえありました。

このように、どんな組織でも、長い年月の間に腐敗が進み、壊滅的な状態に陥っていて行くのです。

日本の政治の一番の課題は、明治以降根本的な「行政の仕組み」の見直しがされていないことです。

その結果、継ぎ足し継ぎ足しの組織となり、迷路のようになっているのではないかと考えます。この迷路のような組織のために、業務の効率化が進まず、正に泥沼の中でも、もがいている状態ではないかとも考えます。

一般企業では生き残りをかけて、日々四苦八苦しています。特に今回のコロナ感染拡大は、想像を絶するような影響を受けています。しかし、残念ながら行政は非営利組織であることから、業務の効率が悪くても、親方日の丸で赤字をなっても、全て税金で賄われるという甘い体質になり、このことで、人間の身体に例えれば、糖尿病など重度の慢性疾患にかかり「重症」の状態であると言えます。

しかし一番恐ろしいことは、この「重症」の状態を、誰も把握しようともせず、成り行きに任せて、放置していることです。

この状態が続けば、「行政サービス」が滞り、最悪の場合、崩壊する可能性さえ秘めています。一時でも早く、治療しなければ、取り返しの付かない事態を招く可能性があると考えます。

                続く

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