激動の時代を乗り切るには 8.政治 ⑵ 行政の樽

では、どのような「政治の仕組み」を作ればよいのでしょうか。これはなかなか難しい課題です。

その前に、何故、世界各地で紛争や争いが多発するのでしようか?その第一の要因は「常に発生する問題を解決せず、放置してしまうから」と考えます。この問題を解決する「政治の仕組み」を作らなければ、半永久的に紛争や争いは続くことになります。

そのためには、問題を解消し、仕組みを常に見直し、継続的に改善出来る「政治の仕組み」を構築しなければなりません。正に計画・実施・検証・改善」の「PDCAサイクル」を回すと同じです。

この政治(行政)の役割を明確にするために、次の図のような「行政の樽」を考案しました。

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この「行政の樽」は、「国の行政の樽」になっていますが、これが「県・市町村の樽」になれば、基本的に、「杜氏」が「知事・市町村長」に変わるだけです。

日本国内に於いても、多くの問題が発生する最大の要因は、この「行政の樽」が、時を経て、色々な面に歪みが来ているからと考えます。この「行政の樽」を、根本的にリニューアルしなければなりません。

その第一歩は「国の行政の樽」は「国家公務員」、「県・市町村の樽」は「地方公務員」が中心となって、問題点の抽出から問題点を解消するための、新しい仕組みづくりまで行わなければなりません。

前代未聞のことですが、何処かの国がモデルとなって、21世紀に求められる新しい「行政の仕組み」を構築しなければなりません。

                続く

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