この激動の時代を乗り切るためには「政治の仕組み」も変わって行かなければなりません。今回のロシアのウクライナ侵攻により「如何にして国を守るか」の「自国防衛論」が大きな課題になっています。
しかし残念ながら、一国では国を守ることは出来ません。その結果、永年中立を堅持して来た「フィンランド・スエーデン」が、北大西洋条約機構(NATO)に加盟することを決断しました。正に、ウクライナ侵攻により、ロシアが一番恐れていた最前の防衛線が犯されることになってしまったのです。
今、世界は米国を中心とした「民主国家グループ」と、中国・ロシアを中心とした「覇権・独裁国家グループ」に「二極化」されています。この結果、何方かのグループに属さなければ、国を守ることが出来ず、中立という形では、生き残ることが出来ない世界になってしまいました。
日本は、今回、米国のジョー・バイデン大統領の来日により、「民主国家グループ」との関係は強化されました。しかし「他者依存」していては「国を守ること」は出来ません。
このように「二極化」が進めば、両者の対立は深まり、米国とソ連による冷戦状態が続いたと、同様のことが起きることは間違いありません。
二極化が進み、厳しい「政治環境」の中であればこそ、それを打ち破るための、新しい「政治の仕組みづくり」が一番の課題であると考えます。
続く
高山市朝日町の「カクレハ高原」で撮りました。