変化 101. 行政の仕組み見直し 第22STEP「ソフト開発 ⑴ 」

 この「ソフト開発」の最終目的は、国・県・市町村を一括管理する「行政管理システムの構築」です。

何故今、この「行政管理システムのソフト開発」が必要なのでしようか?この理由は次の通りです。

1. 1,000兆円という国の借金を完済するため。
財政収入が200兆円に対し、借入金が1,000兆円と5倍に膨れ上がっております。この状態は企業経営に於いては、当然、破産や倒産するレベルです。「国だから大事」ということは決してありません。

親が作った借金を子や孫・ひ孫の代まで、背負わせてはなりません。それは子や孫・ひ孫に支払われる年金に大きく影響します。そして少子化によって経済力も年々落ちていき、このままでは、雪だるまのように借金は増え、その結果返済は不可能になってしまいます。そして国は「財政悪化」という、泥沼の中に沈んでいきます。これを防止するには、この「行政管理システム」の構築は必要不可欠です。

2. 人口減少による市町村合併をスムーズに行うため。
少子化により、人口の減少は目に見えています。2030年までに、人口は1100万人減少すると言われます。このことからも、県・市町村合併は必要不可欠になります。

この時、一番大きな問題になるのが、県・市町村によって「業務の仕組みがバラバラであること」です。それを生み出している要因は「慣例という流れの中で業務を行い、統一された行政管理の仕組みが構築されていないから」です。

これを解消するには「県・市町村の業務を統一する、行政管理システムを構築することが必要です。この「行政管理システム」によって、業務の標準化が図られ、業務の効率化と人件費の削減・無駄の削除に繋がり、借入金の返済原資が生まれることになります。

3. 無駄と問題点の解消をするため。
無駄を引き起こしている一番大きな要因は「問題点を解消しないまま、引き続き仕事をしているから」です。これは本当に恐ろしいことです。

お客様の活性化依頼の多くは、「利益率が悪い・売上が減少した。」などの「業績悪化」です。この「業務悪化」を招いている最大の要因は「無駄と仕組みの不備」にあります。この「無駄と仕組みの不備」を改善しなければ、「業績悪化」を改善することは出来ません。

行政に於いても同じことが言えます。しかし行政の一番課題は「非営利団体で、業績悪化が職員の待遇に、直ぐに影響しないこと」です。それは「親方日の丸」的な感覚が、より無駄を増幅している可能性が高いと考えます。又余りにも組織が大ききことから「仕組みの見直しなど不可能」という悲観的な考えが定着しているから」とも考えられます。

               続く

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乗鞍岳です。