問題の本質 18. 政治のISO規格 ⑷ 問題点の放置

この「基盤」を揺るがす「人災」が発生する要因について考えてみたいと思います。

この「人災」を引き起こす根本的な要因の一つは「日々発生する問題点を解決せずに放置していること」にあります。放置し続ければ、問題点は腐敗し、有毒ガスが発生し、気づかないまま多くの人が精神的疾患を引き起こすことになります。

企業がこの事態に陥れば、最悪の場合、廃業・倒産という事態になります。国も全く同じです。経済が低迷し、生活が窮地に陥れば、過去の世界大戦が勃発した時のように、最悪の場合外に眼を向け、戦争という事態になります。その結果、企業活動も混乱し、国民の生活環境も一変し悪化してしまうのです。一夜にして生活環境が戦場と化したウクライナは他人事ではないのです。

ではどうすれば、この「基盤」を安定させ「人災」を防ぐことが出来るのでしょうか?その一番効果的な方法は、「行政改革」を行い「行政・立法・司法」の三権の問題点を洗い出し「政治の仕組み」の見直しをし、時代が求める新しい「政治の仕組み」を構築することです。そして日本がモデルとなって「政治の仕組み」を「政治のISO規格」として構築することです。

それが20世紀まで続いている「軍事力=覇権国」という構図から「政治の仕組み」のモデルとなる国が21世紀の覇権国となるのです。それを構築出来る国は日本以外ありません。

                                                続く

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