問題の本質 4.新しい覇権国は?

では、21世紀の覇権国は何処になるのでしょうか?2021年の世界のGDP(国内総生産)のランキングを見ますと日本が第3位です。歴史の流れから推察すると、21世紀の覇権国は「日本」になりますが、果たして歴史は繰り返すのでしようか?

これから新しい21世紀の覇権国が決まるまでには、紆余曲折の混乱の世界がつづくと考えます。まずロシアのウクライナ侵攻がどういう形で決着するのか?です。ロシアが部分的にしろ核兵器を使用すれば、第三次世界大戦になる可能性は大変高くなります。

それはロシア・中国など専制主義国家対米国・NATO・日本など民主主義国家の対決になります。又台湾海峡も米中の争いの可能性は高く、これも同様に第三次世界大戦を引き起こす引き金になる可能性があります。

このように世紀が変わる不安定な世界の中で、日本にまず一番求められることはなんでしょうか?私は「軍事力ではなく、財政の健全化による国力の向上にある」と考えます。

今、世界に争いが絶えないのは、覇権国である「米国の弱体化」と、民主主義の根幹である「選挙制度が時代遅れになっていること」にあると考えます。特に日本の場合「投票率の低下」がそれを物語っています。

では、日本が英国や米国と同じように軍事力による覇権国にならないようにするためにはどうすればよいのでしょうか?それには日本が「文化・経済・政治の仕組み」の世界のモデルを作ることです。

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