激動の時代を乗り切るには 3. 農地改革

世紀が変わる時には、世界を揺るがような紛争や戦争が起きています。19世紀を迎える時は第二次世界大戦が起こり、その終戦によって米国中心の「世界の警察官」という「19世紀」が始まりました。

日本も第二次世界大戦後の姿を見ると、米国に統治された植民地の時代があったと言っても過言ではありません。しかし日本の場合、この一時の植民地になったことで「農地改革」が行われました。これによって小作人制度が解消され、農業の近代化が進み、飛躍的な発展を遂げました。もし、この「農地改革」が行われなければ、小作人制度が長くお尾を引き、農業の近代化は遅れ、その結果大きな社会問題になっていたことは間違いありません。この「農地改革」によって、日本の長年の改善課題であった「身分制度」が解消され、真の民主制度が完成したと言っても過言ではありません。

日本人の心の中には「」仲間を思いやり、文化を尊重する」という「縄文人」の血が流れ続けていると考えます。第二次世界大戦末期、米軍の焼夷弾によって街が焼け野原になりました。そして極め付けは、広島・長崎への原爆投下です。これによって、人類が経験したことのない被害を被りました。しかし、決して米国を非難することなく、これを真摯に受け止め、日本の再建に活かす努力をし、再建不能と言われた日本経済が、飛躍な発展をすることが出来ました。

                続く

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