変化 60. 気づきの窓「妥協」

活性化研修で一番苦しむのが、仕組み作りなどで、何処で「妥協」するか?です。余り最初から、完成度を上げようとすると、時間がかかり、参加者のヤル気にも大きく影響します。

「和して同ぜず」という諺がありますが、その意味は「人と協調していくが、決してむやみに同調しないということで、人とのなごやかな人間関係には心掛けるが、その場かぎりに、無責任に賛成したりしないということ」とあります。

しかし、これを実行することは、なかなか難しいことです。正に「何処で妥協点を見出すのか?」に掛かっていると考え、熟考した上で「妥協点」を見出しています。

不思議なことに、この「妥協点」を、考え抜いて決断した時は、活性化はスムーズに進みますが、この「妥協点」を少しでも曖昧にし「妥協」すると、活性化に遅れやトラブルが発生することに繋がります。

もう一つ注意している「妥協点」は「自分に妥協しないこと」です。活性化研修では、勿論ですが、私は私生活に於いても、曖昧に「妥協」はしないように心掛けています。

特に、毎日「ブログ」を投稿していますと、少しの気の緩みから「まぁ!これでいいわ。」という「甘えの妥協」が生まれて来ます。この「甘えの妥協」ほど、恐ろしいものはありません。

何故なら、この「甘えの妥協」が、ブログの中身まで甘くなり、誠に恥ずかしい「甘い文章」になってしまうのです。本当に気を付けなければなりません。

これからも「和して同ぜず」の言葉を、しっかりと心に刻み、安易な「妥協」は決してすることなく、自分に厳しく、歳を重ねて行きたいと思います。

                 続く

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