下さんは、先週の土曜日と日曜日の2日間、ウォーキングを兼ねて奥様と桜🌸の写真を撮りに行かれました。最高の写真が撮れたのは土曜日で、日曜日の桜の花の色は驚くほど勢いが無くなり、一日で全く違った色に変わっていました。儚い桜の花を見て、下さんに分からないように涙を拭きました。
下さんがこんなことを言っていました。「人生も桜の花に、似た所があるようだな。それは「定年」や。俺の仲間は、もう定年を過ぎて、日は経っているが、お客様の中で定年を迎える方を見ると、この儚い桜を思い出す。
定年を無事迎えることが出来た安堵と、定年後をどう過ごすか?との、不安が入り混じった顔を見ると、桜の花の様に、綺麗に咲いている時は人は集まってくるが、花が散ってしまうと、花見は終わり全く人は集まらなくなる。これが人生の現実だ。
しかし定年後、花は咲かなくても、青々とした葉が茂ることで、人を惹きつける事は出来る。それは長い人生の中で、蓄積された経験知という肥料を使い、木に栄養を与える事だ。この経験知という肥料は、素晴らしい力を持っている」と。
こんな下ちゃんの話を聞いていますと、又レンズを通して、下ちゃんの新しい世界が見えて来ました。