過程

よく山登りをしますが、この山登りでの一番の楽しみは、山頂へ着くまでの「過程」です。その「過程」では、綺麗な花を見つけては写真を撮り、春は鶯や小鳥の声に耳を傾けていますと、どうしても登る速度遅くなってしまいます。家内と登っても私の方が遅れてしまい、よくお叱りを受けます。

又時には、私より年配の方に追い越されてしまいますが、私の山登りの目的は山頂に着くことではなく、山頂に着くまでの「過程」を楽しむことですので、追い越されても気にすることなく、自分のペースで山登りを楽しんでおります。

「人生を山登り」に例えると、山頂に着くとは「死」を意味することになります。人間をはじめ、動物も植物も太陽も地球も全て生き物であり、その生命を終息する時が必ず来ます。この終息を迎えるまでの「過程」を、どう過ごすか?によって人生の満足度が決まると考えます。

先日迄、投稿していた「21世紀の世界の中心を求めて」を発刊する準備をはじめました。正に、山登りの第一歩を踏み出したのです。1ヶ月以上かかる山登りになりますが、その山登りの途中で、さて?どんな美しい花々や小鳥の鳴き声に会えるのでしょうか?そんな本を発刊するという「過程」の中で、又どんな閃きがあり、経験知が生まれるのでしようか?ワクワクしております。

先日ネットを読んでいますと、「人生100歳を生きるには、70歳代をどう生きるかによって決まる!」とありました。これを見て「 やはり、私が考えていた、70代は「起承転結」の「転」であると確信しました。

この「人生100歳」という、長生きが出来る素晴らしい生活環境の中で、ただ命を維持するだけの生き方ではなく、如何にして、山頂迄の「過程」を楽しむことが出来るか?そんなことを考えながら、山登りをした時の写真を眺めております。

   人生も 今日の一歩を 楽しめば

     花や小鳥も  歩む力と

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昨日の朝「岐南町」で撮りました。