人生の宝物 6. 趣味

味の無い料理はいくら食材が良くても、決して満足出来る料理にはなりません。これと同じように、人生を歩む上でも、この「趣味」は「人生の味付け」としての役割を果たしていると考えます。

私の人生を振り返ると40代までは、仕事一筋で過ごし、味の無い料理を食べ続けていたのです。コロナに感染すると症状に出る「味覚異常」の状態でした。今思えば恐ろしいことです。

こんな「味覚異常」の人生に、やっと気付いたのが50代に入ってからです。その気づきをしたキッカケが、57歳の時に「腰椎椎間板障害」で入院したことでした。それまでは高校生の時盲腸で入院した以外に入院したことはありませんでした。この入院で、正しい姿勢をすることとウォーキング・筋トレの大切さを思い知りました。

それから本格的にウォーキング・筋トレに加えて山登りもするようになりました。綺麗な花々や景色を観ている内に、スマホで写真を撮るようになり、それが「趣味」に変わりました。そしてこの写真をブログにも活用するようになりました。

ブログには、写真と同時に俳句や短歌も入れるようになり、この写真や俳句・短歌が趣味となり、それを筆で書くことで、書も趣味に加わりました。

このように「趣味」が出来たことで、味の無い料理から自分なりの味付けが出来るようになりました。これは本当に素晴らしいことです。これから挑戦したい「趣味」は、俳句や短歌・書に添える「墨絵」です。こんな夢を描きながら、上手い味付けの人生を歩んでいきたいと思います。

  味付けが 趣味とは知らず 味覚鈍

    食べる力も  味が決め手に

                 岳  靖

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笠ヶ岳です。