ウォーキングで川辺を歩いていますと、親子で泳ぐ鴨と懐かしい「イタドリ」を見つけました。この「イタドリ」は子供の頃、おやつ代わりによく食べました。甘酸っぱい味で、春先の果物の無い時の、唯一のフルーツ?でした。
今はこの「イタドリ」が旅館などで「天ぷら料理として提供されている」と聞き驚きました。さてこの「イタドリ」の天ぷらの味は?一度食べてみたいものです。
田植えの時期を迎えると母はよく友達と「ワラビ・ぜんまい・姫竹」などの山菜採りに出かけてました。ぜんまいは茹でて干し、お正月のおせち料理や保存食として食べました。
「姫竹」は茹でて塩漬けにし、おせち料理や法事など、特別な時に味付けをし食べました。この「姫竹」を採りに母と一緒に行きましたが、この「姫竹」は笹藪の中に生えており、見通しが悪く何度か迷いそうになりました。
今、飛騨山脈の岳々は、真っ白なお化粧顔から、残雪が豹が横たわった様な柄に変わりました。
こんな一本の「イタドリ」から懐かしい思い出が湧き出、真っ青の空を眺めなから、子供の頃が走馬灯の様に流れて行きました。
山菜の 恵みを求め 山を駆け
母が呼ぶ声 山にこだまし