「夢を見ること」は簡単ですが、この「夢を叶えること」は中々大変です。笑話しになりますが、私は中学2年の時に描いた「経営コンサルタントになる」という夢に挑戦し、その夢が叶ったのが30年後の43歳の時です。
何故?30年もの長い間、夢を忘れることなく、挑戦し続けられたのでしょうか?それは父と「夢を共有」することが出来たからです。父は42歳で失明しましたが、父の夢の一つは、戦友が経営コンサルだったことから、その戦友のように「経営コンサルになること」でした。しかし、失明によってその夢は断たられてしまいました。この夢を私に託されたのです。
父の手を取り、指圧治療の依頼があると、自転車や徒歩で行きました。その道すがら、父は「俺も〇〇のように経営コンサルになりたかった。」と言っていました。この父の言葉が何故か?頭の中に残り、自然と「よし!父の夢を俺が叶えてやる」と思い込むようになってしまいました。
こんな思い込みが、いつしか夢に迄出てくるようになりました。そして戦友の方のアドバイスと父の励ましの言葉で、何とか「経営コンサル」の夢を、30年後に叶えることが出来ました。
父がいつも言っていたことは「誰も持っていない、世界に一つしかない、お前独自のコンサルの形を作れ。必ず出来る。願う夢は必ず叶えられるから」と口癖のように言いました。正に父に洗脳されてしまったのです。
この父から学んだことは「夢を決して諦めないこと。どうすれば、その夢を叶えることが出来るかを、いつも考え続けること」です。
歳を重ねていきますが、これからも父の教えを糧に、大きな夢に挑戦し続けたいと思います。そして少しでも世の中のお役に立てればと願っております。
失明し 父が残しし 夢求め
世界に一つ 樽が閃き