私はメガネ ( 14 ) 物思い

下さんは「物思い」に耽ると、眼は何処を見るというのでもなく、ただ遠くを眺めて見えます。その傾向が酷くなるのが、何か閃く時です。

下さんが何かが閃く時には、ボー!として全く無表情で、気持ちが悪くなるほどです。そして閃くと、携帯やタブレットと睨めっこが始まります。

そして出来上がると、大きな声で「万歳!」を叫ばれます。知らない人が見たら「この人馬鹿ではないか?」と思われる瞬間です。

下さんの、この閃きという波は、大波のこともあれば、余り眼に見えない小さな波のこともあります。

事務所で「物思い」に耽ってみました。部長さんが「社長!」と声を掛けられても、全く聞く耳を持ってみえません。もう一度大きな声で「社長!」やっとで「何か言った!」もう皆んな呆れ顔です。

こんなことは、毎度のことでなので、余り気にはして見えません。何故ここまで集中出来るのか?私には分かりません。

ご先祖様のお話ですと「疲れ果てるとご飯の時だけ起き、後は5日ぶっ続けで寝て見えたことがあった」と言って見えました。よく腰が痛くならないものです。

下さんは何事も徹底的に行い、休む時はゆっくり休むというメリハリが必要な方のようです。

又何処か遠くを見て見えます。何か閃いたのでしょうか?楽しみです。

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高山市の寺院て撮られました。