せんべい依存症

ネットニュースで、奈良公園の鹿の「せんべい依存症」の記事を読みました。今回の新型コロナウイルスの影響で、奈良公園の観光客が、大幅に減少したことで、野生に戻る鹿とせんべい依存症になる鹿に、二分化されたとあります。せんべい依存症になった鹿は、痩せ衰え見るも無残な姿の写真が載っていました。

鹿の排出物にも大きな変化があった様です。本来、鹿のふんは、黒くて丸い粒状が正常なのだそうです。しかしコロナ禍以前の奈良公園には、ゆるい状態のふんが、そこかしこに落ちてたとのことです。鹿がせんべいを食べ続けたことで、胃や腸の消化能力に変化が起こり、健康状態が良くない、ゆるいふんになった様です。

それが、今回の件で野生化し、草を食べる様になったことで、鹿本来のふんになっているとのことです。それは鹿が健康になった証です。

この奈良公園の鹿から多くのことに気づきました。その一つは「加工食品に頼るのではなく、新鮮な野菜を煮る・焼くなどして、出来る限り自然のままを食べること」です。二つ目は「他人頼みにするのではなく、自らの力で生きて行くことの大切さ」を学びました。

今回、人間は新型コロナウイルスという伝染病に、一番弱い所を突かれ、右往左往しております。これは奈良公園の鹿と同じ様に、自然を甘く見ていた、そのツケが起こしたとも考えられます。

   奈良公園 神のお使い 鹿達も

    人のわがまま 命縮めて

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