業態変革 上編

28日土曜日「ものづくり日本の奇跡」を観て感動しました。どんなに厳しい経営環境を迎えても決して「諦めない」この姿勢こそ、物的資源の少ない日本が世界で勝ち残ることが出来る唯一の道であると確信しました。

特に富士フィルムのフィルムメーカーが化粧品業界に業態変革を図る。そのドラマに感動しました。絶体絶命という経営環境の中で自社が持つ技術力を見直し、そして新しい業界に討って出るその決断に唯々頭が下げるばかりでした。

今時代はグローバル化や技術革新が進み、現状の技術や設備では経営が困難となる企業は多々発生していると考えます。特に中小企業に於いては、一つ間違えると企業生命を絶つことになりかねません。

私は企業活性化コンサルを28年間行っていますが、業態変革コンサルはまだ経験したことはありません。私の企業活性化コンサルとは「社員の意識改革と問題点を全員で抽出し、その問題点の発生要因を共有化し、仕組みの見直しを図り、時代が求める企業への脱皮」です。

しかしこれでいいのか?今一番頭を悩ましているところです。私が考える業態変革の基本は、企業が持つ技術力などを活かせる仕組みを作ることが業態変革の基礎であると考えます。それには如何に社員が持つ経験知を文章化し、互いに共有できるかです。

大変難しい課題ですが、今回は3回に分け、決して「諦めない」で大きく変化する時代にどう業態変革に眼を向ければよいのか?を考えて行きたいと思います。経験知の下編もまだ書いておりませんが、この業態変革と合わせて考えて行きたいと思います。

「変革に 眼をそらせれば 地獄道