長い旅路 28. 飛び込む ⑵ 実績

地元の金融機関を退職する時、理事長から「経営コンサルの世界は厳しいぞ。しかし君なら必ず出来るから、決して挫けることなく頑張りなさい。」と励まされました。

この企業活性化コンサルの世界に、喜び勇んで「飛び込み」ましたが、理事長の言われた通り、それは想像を絶する厳しい世界でした。何故なら形の無いものを売る世界だったからです。形が無いものを売るには、まず信用を得なければなりません。その信用とは企業活性化という「実績」です。この実績を得るためには、まずお客様を獲得しなければなりません。

幸いなことに、東京で仕事をしていた時、居酒屋で知り合った都市銀行の方から仕事を紹介していただきました。それが独立して初めての仕事となりました。そのお客様は秋田県鹿角市で電子部品を製造する従業員数180名の会社でした。初めてのお客様で、まず苦しんだのが、東北弁と飛騨によく似た閉鎖的なところでした。

この時宿泊していた大湯温泉♨️の露天風呂で、長年の夢だった「樽式活性化法」が閃いたのです。近くには大好きな縄文時代の「国特別史跡 大湯環状列石ストーンサークル」があり、この頃はまだ発掘途中でしたが、よく見学に行きパワーをいただきました。懐かしい思い出です。

                続く

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「国特別史跡 大湯環状列石ストーンサークル」をネットから借用しました。