樽が閃く?

私は「閃きは人生を変える」と考えています。その閃きを導いてくれるのが「悩み苦しむこと」と考えます。この悩み苦しむことで「アツ!」と驚くような閃きがあるのです。

「樽式活性化法」が閃いたのは、悩み苦しんだからこそ、生まれたものです。その苦しみとは「どうすれば従業員一人ひとりの役割を言葉ではなく、形として説明出来るか?」正に「百聞は一見にしかず」を狙ったのです。

その苦しみは経営コンサルとして独立し、秋田県鹿角市で初めての仕事をした時です。朝から晩まで「どうすれば、組織を形として見せることが出来るか?」その闘いでした。

そんな闘いをしていた時、思わぬ所で閃きました。それは3月のある日、仕事を終え宿泊先の旅館に帰り、川向かいにある大湯温泉の露天風呂に行きました。この露天風呂の温度は43℃以上あり、最初は余りの熱さに飛び上がりました。しかし何回か通う内に慣れ、何とか入れるようになりました。

この熱い温泉のお陰でしようか?その夜露天風呂に行くと、壊れた風呂桶を見つけました。そこで「閃いた!」のです。温泉に入ることを忘れ、一目散に旅館に帰りました。

そこで閃くがままに描いた絵が樽で、夜を徹して作り上げ、夢としていた「樽式活性化法」の原形が出来上がりました。この大湯温泉の近くに縄文特別遺跡になっている「大湯環状列石」があり、そこでいただいたパワーも、樽を導いてくれたのかも知れません。この「樽」が閃いたお陰で私の人生は大きく変わりました。

それから一年後「樽式活性化法」は完成し、東京の新聞社に持ち込みますと「大変面白い!」と言われ、日刊工業新聞・生産性新聞など、各社の新聞・雑誌に取り上げられました。その結果、樽式活性化法が話題となり、各地の商工会議所などから講演依頼が来るようになり、全国各地を講演して回りました。閃きとは本当に不思議です。一つの閃きが大きな夢を叶えてくれるのですから。

        閃きが      夢を導き     夢叶え

            歩むる道も     開き輝き

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