勇気

今朝もマツサンを見ましたが新しいことをすることは本当に大変ですね。私も43歳で独立し経営コンサルの道を歩み初めてましたが、夢と現実は全く違いました。それを思い知ったのは自分の経営コンサルとしての知識のなさでした。独立して3年間は正に地獄の苦しみでした。この苦しみの中で「自分流のコンサル手法を持たなければこの業界では生きて行けない」ということを思い知りました。
この願いのヒントが秋田県鹿角市の大湯温泉で閃きました。大湯温泉の露天風呂へ行くと入口に壊れた風呂桶を見つけました。それを見て「あっ‼️」と声を上げました。温泉に入るのを止め、すぐ部屋に帰り閃いたことを描きましたが、気づくと朝陽が昇っていました。それが企業を樽に捉えた「樽式活性化法」の第一歩です。
それから一年四苦八苦しながら「役割の樽」が完成しました。この役割の樽を持って東京の新聞社飛び込みで周りますと想像以上の反応があり沢山の大手新聞で紹介されました。この時の喜びは今も走馬灯の如く蘇ります。
役割の樽が新聞紹介されたことで、新潟県のある商工会議所から講演の依頼が来ました。その講演時間が3時間と今まで経験したことのない長い講演時間です。一カ月後の講演を控え、原稿書きに徹夜の日々でした。そして原稿が完成し講演の練習です。家内と二人で夜中まで練習をしました。隣の部屋に寝ていた母が心配そうに、そっと戸を開け覗いていました。この練習のお陰で講演は成功し、全国の商工会議所などから講演の依頼が来るようになりました。
今振り返ると恐れることなく新聞社の窓を叩いた勇気が、全ての始まりを作り上げたと確信しています。この樽式活性化法は随時書いて行きたいと思います。
「人生は 苦難の壁と 格闘技」