「信用しても信頼するな?」

『「信用しても信頼するな。」この言葉を聞いて「えぇー」と思いました。私は「信用するから信頼し任せること」と思っていましたが、先日、中日スポーツ新聞の記事を読んで「なるほど」とその間違いに気づきました。
 その内容は次の通りです。「信用と信頼。この2つの言葉を使い分けたのは、中日OBで巨人V9を支えた名参謀・牧野茂(故人)である。“選手を信用することは大切だが、信頼してはいけない。”読ん字のごとし。念のため、辞書を引いてみた。信用とは信じて任用することとあり、信頼とは信じて頼ることとある。相手を信じるのは同じでも、上に立つ者は頼ってはならぬという戒めだ。」
 恥ずかしい話ですが、私も今まで信用と信頼を、ごっちゃ混ぜにして使っていた感があります。この信用・信頼の2つの言葉を、しっかりと区分して使用しなかったために、以前社員とトラブルになったことがあります。「いかにして上に立つ者は人を信用し、どこまで信頼し任せるのか?」改めて考えなければならない大きな課題です。』