名刺

ビジネスの世界では「名刺」は必需品です。今までに沢山の名刺を作りました。記念すべき名刺は、中国で社長として活性化に取り組んだ時の名刺です。

この名刺は「総経理 下里右司」となっています。全くの別人のような名刺です。読み方は「ソウケイリ シャリ ユウシ」です。この名刺を持って中国や日本国内のお客様を周りました。懐かしい思い出です。

役職では「代表(社長)・副社長・専務・常務取締役、総務・営業部長、総務・営業課長、ホテル・ゴルフ場の支配人、金融機関の次長・係長」など沢山の役職を経験し、沢山の名刺を作りました。この懐かしい名刺を見ていますと、名刺交換をした日々が走馬灯のように流れていきます。

思い出に残る名刺交換は、専務取締役になった35歳の時です。この時、名刺交換をしたのは上場企業の専務さんで、余りの威圧感に圧倒され、手が震え、顔も引き攣っていたのではないでしょうか?

それから40数年の年月が流れ、来年は傘寿という節目の年を迎えます。経営は社員に譲り相談役となり、「相談役」の名刺を作りたいと思います。

沢山の名刺は、責任の重さを測る物差しでもあり、四苦八苦した思い出の通行手形です。これからの夢は「行政改革の水先人」の名刺をいただくことです。こんな夢を描きながら、残りの人生を大いに楽しんでいきたいと思います。

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