卒業 6. コンサルへの道

経営コンサルという「新しい道」を歩むためには「会計の基本を知ること」と、父の友人からアドバイスをいただき、会計事務所に勤務しました。

再建計画を作成する時は、5年間の経営分析を行いましたが、決算書を作成する方法は全く知りませんでした。決算書を読み、分析をすることは出来ても、作成することは出来なかったのです。

この会計事務所で思わぬことが起きました。それは、お客様の経営悪化により、清算されることになり、その清算を担当する様に、出向を命じられたのです。

この清算の業務を担当することで、総務部長や常務・専務取締役を経験することが出来ました。正に夢としていた、会社経営の最先端に立って、経営の基本を学ぶことが出来ました。

先生からの指示で清算業務を担当しましたが、調査・分析を進める内に「再建が可能」という結論に達しました。

そして、会計事務所を退職し、総務部長から常務・専務取締役となり、先頭に立って再建を進めました。

その間に、想像を絶するような出来事もありましたが、飛騨信用組合の理事長や専務理事の協力もいただき、約1年半で再建は成功し、それを機に退職しました

30代は「死と再生」を繰り返す、目紛しい日々が過ぎて行きました。

   若き日の 恐れを知らぬ 子の姿

    親の心を  知らず走りて

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