私は神棚 ( 12 ) 亀石

ご主人様はお客様の活性化に入ると直ぐに神棚へお参りになります。この神棚を見て、榊が枯れ、神棚の掃除がされていないと「直ぐに掃除をしましょう」と、専務や常務などの役員に指示し、自ら先頭に立って行われるのです。

特に厳しく指導されるのが「二世などの後継者」です。この後継者に対しては「朝は必ず榊とお水を替え、お参りすること」を徹底的に指導されます。

何故なら「経営者は自分との闘いであり、誰にも頼ることが出来ない。唯一、頼ることが出来るのは、先祖代々心の中に宿り、祭られお参りされて来た、神棚の神様のみである」という考え方に基づくものです。この考え方は「誰でもお正月には初詣をする」という日本文化にあります。

ご主人様は、神棚を掃除し、鬼門の所を掃除をされることで「亀石」が元の所に戻るという経験をされました。それはあるお客様の所で、神棚と共に事務所の周りを見て回られますと、表鬼門の所に落ち葉などが山のようになり、大きな水溜りが出来ていました。水溜りが出来た要因は、雨水の排水がしっかり出来て居なかったことです。

早速、雨樋と雨水の排水管の掃除をされ、暫く経ちますと「 亀石が元の位置に戻って居ます」と奥様が言われたのです。これには皆んな驚かれました。やはり「亀石」も、泥水が溜まり、汚い所には居たくなかったのです。元の場所が綺麗になったことを知り、戻ったのでしようか?不思議なことです。

何にでも「魂が宿る」と言われますが、神棚や鬼門を清めることで色々と不思議なことが起きることを知りました。

私「神棚舞姫」も綺麗に掃除がされ、毎日榊やお水を替えられると本当に嬉しいです。神様もお喜びのことと思います。

                  続く

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ご主人様の自宅の亀石で北東の表鬼門の場所にあります。