今から50年前のご主人様の新婚旅行のお話です。新婚旅行は名古屋空港から飛行機で九州へ行かれました。当時の飛行機は戦後初めて開発された「YS 11」でした。初めてのフライトでしたが、乱気流に合い、奥様は酔ってしまわれ、大変な目に遭われました。
無事に空港に着陸し、その夜は、新婚旅行のメッカであった別府温泉♨️の「杉乃井ホテル」に泊られました。この頃の杉乃井ホテルは新婚さんで溢れ、夜になると新婚さんの唸り声が「別府の街に響き渡った」との笑い話もありました。
この新婚旅行では「宮崎・熊本・長崎」を周られました。この時の笑い話が、熊本で泊まった旅館にドライヤーがなかったことです。今は何処の旅館でもホテルでもドライヤーはありますが、この頃は、高価で無かった所も多かったのです。
この頃のご主人様の髪は、今とは違って、フサフサし硬く、ドライヤーを使わなければ、ハリネズミのような頭でした。熊本での写真は、若かれし頃の、苦い思い出の一枚が残っています。
こんな懐かしい思い出が残る別府温泉♨️へ、3年前に奥様と一緒に行かれました。その旅行の一番の目的は「天の岩戸伝説と高千穂神楽の高千穂峡」でした。
続く
杉乃井ホテルです。今は新婚さんから年配者に様変りしていました。
