長い旅路 9. 期待という落とし穴

長い旅路を振り返ると、若い頃、この「期待」が外れ、落ち込んでしまい、元に戻るに大変な思いをしたこともあります。それはそもそも過剰な期待が生んだことであり、それを見極めることが出来なかった「自己責任」です。

この「期待」を見極めることは中々大変なことです。では「何故過剰な期待をするのか?」反省の意味を含めて考えみたいと思います。この過剰な期待をする最大の要因は「楽をしよう!」という邪神が働くからです。言葉を変えれば「近道をしようとするから」です。諺に「急げば回れ」とありますが、この近道には「落とし穴」が潜んでいるのです。

この「落とし穴」が浅ければよいのですが、それが真っ暗で深い「落とし穴」の場合、中々出ることが出来なくなります。こんな「落とし穴」に、今まで何十回落ちたことでしょうか。数えきれません、

しかし不思議なもので、最初はこの「落とし穴」で、もがき苦しみましたが、何十回か経験するうちにどんな深い「落とし穴」からも、這い上がる知恵が付いて来ました。

長い人生という旅路を歩んでいれば、何処かで「期待」という「落とし穴」に落ちることは必ずあります。しかしこの「落とし穴」を経験知として活かすことことで、どんな深い「落とし穴」に落ちても這い上がることが出来ます。

改めて「期待」という「落とし穴」に注意し、落ちても慌てることなく、落ちたことを経験知として喜べるようになれればと願っております。

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